出来ることなら隠れたい…③ (ページ13)

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《Aside》

メンバーからやいのやいの言われながら、送迎車に乗った。

佐久間より先に降りるから、めちゃくちゃ言われてたな。

『どうぞ』

渡辺「お邪魔します…」

オドオドしながら、玄関に入る翔太。

『そこのスリッパ履いていいよ』

渡辺「ありがとう」

『鍵するから、先に行ってて』

渡辺「無理！」

『なんでよ(笑)』

私が玄関の鍵をして、リビングに向かうと、翔太も付いてくる。

途中で洗面所で手洗いうがいをして、リビングに到着。

渡辺「思ってたのと違う…」

『そう？』

渡辺「モノトーンなのかと思ってた」

『明るい色も好き』

家具は白かナチュラルな木の色で統一してあって、リビングのカーテンは鮮やかな水色。

渡辺「水色好きだもんね」

『寝室は黄緑のカーテンだよ』

渡辺「それはそれで好きそう」

『うん』

ソワソワして、キョロキョロしてる翔太。

『とりあえず荷物を置いて、ソファに座ったら？』

渡辺「いいの？」

『いいよ(笑)そして先にシャワー浴びてきていい？』

渡辺「あ、うん」

テレビを付けて、グラスに入れた水を渡して、私は風呂場に向かった。

ついに蓮じゃない男の人が、わが家に来るようになってしまった…

これからは翔太か蓮がいれば、他の人を誘ってもいいかも。

いろいろとカモフラージュにもなるし！

翔太がウチでのエピソードを間違って言ってしまっても、他のメンバーが乗ってくれたら自然だよね？

そんなヘマはしないでほしいけど(笑)